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富士登山に関するあらゆる情報を提供いたします

マナー

富士山は2013年に世界文化遺産となり、世界に誇る日本の宝となりました。かつてはゴミの山とも揶揄されたこともありましたが、アルピニストの野口健氏の尽力により富士山の清掃活動が活発におこなわれ、さらに富士山をきれいにしようという思いが全ての人に浸透した結果、今では登山でゴミを見つけるのが困難なほどになりました。
このゴミのない美しい環境と皆様の協力と意識をこれからの若い世代にも伝えていきましょう。

< ゴミ >

栄養補給した際に出た飴の包み紙なども持参したビニール袋に入れて持ち帰ります。水分補給のペットボトルも飲んだ後は必ず持ち帰ります。
下山に必要だったマスクも鼻をかんだティッシュも持ち帰ります。
また、強風に突然吹かれることもあり、帽子が飛んだりお菓子の包み紙が飛んだりしてしまうこともあり、意図していないものがゴミとなってしまう可能性もあるので注意します。
富士山は一年を通して低温なので、自然による分解が進まないのでゴミが土に還ることはありません。

< たばこ >

富士山では喫煙は禁止されていません。たばこを吸う際は必ず携帯灰皿を使用し、いないと思いますが歩きながらの喫煙はしないで下さい。
富士山の登山道はジグザグとして山頂へ向かいますが、ジグザグのジグとザグの場所(曲がり角)で休憩している登山者が喫煙しているのをたくさん見かけます。ジグとザグの場所はやや広いので、休憩に最適だからです。
ジグとザグの間隔はあまり離れていない(20m~60m)程度なので、直線を歩いているときでさえ煙草の煙が漂ってきます。
「世界遺産でたばこが吸えるの?」ってよく聞かれますが、答えは吸えます。
ただし、環境問題に関心のある方が多い富士山で、無用なトラブルを避けるためにも富士山にいる間はたばこは控えたほうがいいかと感じます。

< トイレ >

富士山のトイレはほとんどが水洗トイレとなっています。しかもキレイ!そしてその大部分がバイオトイレという自然環境を考えて設置されたトイレです。そのトイレの価格はとても考えられない値段で、その管理費、清掃費、人件費、専用のトイレっとペーパー代などを考えると山小屋の負担はとてつもないものになります。
富士山のトイレを利用する際は必ずチップとして100円玉を用意しておきましょう。山梨県側、静岡県側もトイレの利用料は200円、富士山頂のトイレは浅間大社奥宮側200円、久須志神社側300円になります。

各山小屋のトイレにはトイレットペーパーが備え付けられていますが、使用した紙の処理は便器にそのまま流すタイプ、外に備え付けられたゴミ箱に捨てるタイプなどあるので、各トイレにある説明書に従って下さい。
なお持参したティッシュは便器に流すことはできないので、持ち帰って下さい。

< 自然環境の保護 >

富士山に限らず、植物や石の採取、生き物の捕獲は法律で禁止されています。富士山でしか見ることのできない「固有種」というものもたくさんあります。珍しいからといって持って帰ってはいけません。
富士山という過酷な環境の中を生き抜いてきた自然をこれからの世代に継承させるために、富士山の宝物を温かい心で見守りましょう。

< 山小屋でのマナー >

山小屋では他のツアーのお客様や団体のお客様、個人のお客様と一緒になることがあります。山頂へ出発する時間も違い、登山客が出たり入ったりします。また荷物の整理や出発の支度もしないといけないので、ガサガサと音が聞こえて寝ることができないかもしれません。
また疲れていても寝床のスペースが狭かったり、他人のいびきなどで寝ることができない原因にもなります。
しかしここは割り切って、一生に一度の山小屋での体験だと思い、自らはなるべく大きな声や音を立てないで、他人の迷惑にならないよう努めましょう。
耳栓やアイマスクを持っていくといいかもしれません。