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装備

以下にご紹介するザックやストックなどはツアーに参加するとレンタルとしてのオプションがあり、登山に係る初期費用を格段に下げるだけでなく、清潔に管理されているので、安心してお使いいただけます。富士登山をきっかけにして登山を趣味とする方も多いので、購入しても構いませんし、レンタルされるときの参考にもして下さい。

< ザック > 20~30Lのものを!
< 必要度 ◎ >

1泊2日の富士登山であれば、女性20リットル、男性30リットル程度のザックが望ましいでしょう。登山に必要なものがたくさんあるので、ある程度大きさに余裕のあるザックが必要になりますが、基本はなるべく持ち物を軽くして登るということを忘れないでください。

腰のところにベルトが付いているザックはベルトをしっかり締めることにより、中身を固定し、登山中の腰や肩への負担を軽減します。ザックを正しく背負わないと、肩こりで辛い登山となってしまいます。

背中とザックの間をぴったりとくっつけて背負う必要があるのですが、背中に汗をかきやすく不快なため、最近では通気性の良い素材を使ったザックや背中に当たる部分がワイヤーで空間ができているザックもあるのでお勧めです。

雨が降ると中身の荷物が濡れてしまうので、必ずザックカバーを持参しましょう。

< ザックカバー > 中身の防水に!
< 必要度 ◎ >

大抵のザックは雨に当たると濡れてしまうので、必ずザックのリットル数に適合したザックカバーを使いましょう。

また万が一のためにもザックの中身の着替えの服、ヘッドランプの替えの電池など、濡れてはいけないものにはあらかじめビニール袋に入れておくとよいでしょう。

< ストック・杖 > 足の負担を軽減!
< 必要度 〇 >

2本の足で歩くよりも、4本の足で歩いたほうが富士登山は楽です。1本のストックよりも2本のストックがお勧めです。自分の体重とザック全体の重さが両足にかかってくるので、ストックを使用して両足の負担を軽減します。

また金剛杖もなかなか役に立ってくれます。各山小屋で有料(200円~300円)で焼印を押すことができるので、焼印を押された金剛杖は富士登山の思い出にもなります。
ストックや金剛杖は岩場では多少邪魔になりますが、伸縮性のストックは丈を短くしてザックに刺して登ることもできます。
金剛杖は後ろ歩く登山者にぶつからないように、杖の真ん中を持ち、杖を水平にしないように持ち運びます。

< サングラス > 紫外線対策に!
< 必要度 ◎ >

富士山の強烈な紫外線から目を守ります。紫外線の乱反射も強いので、太陽が出ているときは紫外線カットのサングラスをかけましょう。サングラスをしないと眼が焼けて痛くなります。
富士山は溶岩の砂礫でできている山なので、特に下山道では歩くと埃が飛びます。埃が目に入らないようにするためにもサングラスが必要になります。
またコンタクトレンズを使用している方は、サングラスは絶対に必要で、ゴーグルの着用も埃対策にいいでしょう。

< ヘッドランプ > 夜間登山に必携!
< 必要度 ◎ >

富士山のご来光を頂上で見るには夜間登山になります。登山道にはもちろん街灯などないのでライトが必要になります。8合目前後と頂上直下には岩場もあるので必携です。

最近では首からぶら下げるランプもあり、両手を使って登る岩場もあるので頭に装着するヘッドランプと同様に便利でしょう。
光線がとても白くて明るいLED球を使用したヘッドランプが特にお勧めで、消費電力も少なく電池も長持ちします。できれば万が一のために予備電池も持参するといいでしょう。

< スパッツ > 靴の中を快適に!
< 必要度 〇 >

ズボンと靴の上にまたがるように装着します。雨が降るとズボンの裾をつたって雨のしずくが靴の中に入り込み、靴下や靴の中を濡らしてしまうことがあるので、スパッツを使用するとこれを防ぐことができます。
また下山道ではじゃりじゃりとした砂礫の中に靴を埋めながら歩いて下りてくるので靴の中に砂礫が入りやすくなります。これを防止するためにもスパッツは有効です。