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落石について

富士山は山全体のほとんどが火山灰と溶岩石でできた非常に不安定な土壌です。ひとたび落石が起きると他の石を誘発し、とても危険な事故につながることもあります。
万が一落石を見つけたら、それを他の者に知らせなくてはいけません。
「落石ぃ~っ!」
と叫んでください。

落石には自然に起こるものと登山者が引き起こすものがあり、ここでは登山者が自ら落石をしてしまわないように注意事項を記します。

  1. 山道を歩くときは山側を歩き、谷側を歩かない
  2. 休憩をするときは山側でする、谷側で休憩する際は足を斜面に投げ出さない
  3. 石を投げない、蹴らない
  4. 柵の外に出ない

落石は凄いスピードで飛んできて、野球のボール程度の大きさでも物凄い破壊力を持ち、大けがをしてしまいます。打ち所が悪いと即死もあります。
落石の起きやすい条件は、乾燥した日が続く、雨が続くなど天候に左右される場合が多いです。

また、落石をいち早く察知するのは「音」です。人が走ってくるような音がしたら要注意です。
上方を見上げ、確認しましょう。また、雷のような音がしたらとても大きな落石です。岩の大群がまとまって様々な方向に分かれながら落ちてくることもあるので、目視しながら岩の落ちてこない方向に即座に移動し、姿勢を低くし、頭を保護します。ヘルメットも安心できるツールのひとつです。